ホタルと言えば、「光る虫」という印象ですよね。
子供の頃に林間学校でホタルを見に行ったり、家族で見に行ったり、大人になってデートで見に行ったりと、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
そんな綺麗なホタルですが、成虫しか見たことがありません。
卵からの成長について調べてみました。
ホタルについて
お尻に発光器があることで光ります。
オスには二つ、メスには一つ発光器があり、オスの方が強い光を放っています。
光りながら飛び回っているのはオスで、メスは木や葉の上でじっとしているようです。
光る理由にはいろいろありますがそのひとつに求愛行動というものがあります。
オスは飛び回ってメスに向かってアピールをしているんですね。
ホタルの鑑賞スポットは全国にたくさんあります。
北海道のほたる園や、山形県の小野川ほたる公園、栃木県の名草ほたるの里など、ほたるの名のつく場所がたくさんあります。
ホタルの卵について
一匹のホタルはだいたい500~1000個の卵をうみます。
メスの体の大きさによって産む数には違いがあるようです。
ゲンジボタルの卵はやや楕円形をしています。
長い方の直径が、約0.55ミリ、短い方の直径が約0.5ミリです。
産み付けられてすぐは、少しゆがんでいたりしますが時間が経つとだんだん堅くなり、形の良い楕円形になっていきます。
気温の低い時期ですと卵は大きく、気温の高い時期では卵は小さくなります。
そして、メスは数日かけて産卵するのですが最初に産んだ卵は大きく、後で産まれた卵は小さいという傾向もあります。
そして、大き目の卵は低めの温度で孵化率が良く、小さな卵は高めの温度で孵化率がよいという傾向があります。
孵化は、午前1時頃から始まって、午前3~4時にピークを迎えます。
日中はほとんど孵化しません。
ホタルの卵は成虫の体内にいるうちにもう発光しているそうです。
産み落とされてすぐの頃は、暗闇の中でやっと見える程度の明るさです。
成虫とは違い、昼も夜も光続けています。
そして日が経つとだんだん強い光になります。
まとめ
ホタルの卵は0.5ミリというとすごく小さいですね。
それがコケに産み付けられているようですので、自然界で生まれたホタルの卵はなかなか目にすることがないかもしれませんね。
成虫の中にいる時から、もう光っているというのはすごいですよね。