ホタルの光は、幻想的でロマンチックなものですよね。
暗闇の中、人工的な光ではなく自然の光、しかもそれが虫の光だなんて、見ているだけで心が癒されそうです。
そんな、ホタルを見に行った時に見るのはおそらく成虫で、飛び回っていたり木などに止まっていたりします。
なかなか卵を見かける機会はありませんが、ホタルは卵の時から光っていたりするのでしょうか?
気になったので調べてみました。
ホタルの種類
まずホタルの種類ですが、ゲンジホタルとヘイケボタルが一般的です。
しかし世界には多くのホタルがいて、世界のホタルの種類でいると約2700種類にもなります。
そのうち、日本のホタルは49種類です。
ゲンジホタルは、本州、四国、九州に生息し、ヘイケホタルは、日本、中国東北部、シベリア東部に生息しています。
食べるものも、ゲンジホタルはカワニナで、ヘイケボタルは、タニシ・モノアラガイ。
サイズは、ゲンジホタルが、メス2cnオス1.5cm、ヘイケボタルは1cm(メスは少し大きめ)です。
そして飛び方も、ゲンジホタルが曲線的に飛ぶのに対し、ヘイケボタルは直線的に飛びます。
など、同じホタルでも違いが多々あります。
ホタル科の幼虫はすべて発光しますが、成虫になるとほとんど発光しないものもたくさんいるそうです。
ゲンジホタルの卵について
一匹のメスは500~1000個の卵を産みます。(ヘイケホタルの場合は50~100個ですので全然違いますね。)
卵の大きさは直径0.5ミリ。
川岸のコケにたくさん産み付けられます。
卵の期間は約一ヶ月で、一ヶ月経てばかえります。
卵の発光について
ホタルの発光は、成虫の体内にある間にすでに発光していると言われています。
ですので、卵として産まれた時点でも勿論発光しています。
しかし、産み落とされた時点では、その光はまだ小さなもので、だんだんと日が経つごとに強い光に変化していきます。
卵は始めは黄色で日が経つと黒く変化し刺激すると光るようになるようです。
まとめ
ホタルの卵は、卵として産まれる前から光っているんですね。
そして卵として生まれても光っていて、その光はだんだんと強くなる。
ホタルは、産まれる前から生涯を終えるまでずっと光っているという事ですね。
何だか凄いですね。