みなさんはホタルを見たことがありますか?
近年では、テレビ以外で見るのも難しくなっています。
しかし、何もしていないわけではありません。
今も県や市などで保護活動が行われています。
是非、ホタルのことを知り美しい夏の風物詩を増やしましょう。
日本に住むホタル
日本には約50種類のホタルの生息が確認されていて、その中で光りを放つホタルはわずか14種類と少ないです。
そしてホタルには幼虫時代を水中で過ごす水生ホタルと、陸上の湿っていて暗い場所で過ごす陸生ホタルの2つに分けられています。
陸生ホタル
この種類は、幼虫期を陸で過ごします。
主な種類は、オオマドボタルとヒメボタルです。
オオマドボタルは、大きさオス10.5ミリ前後、メス17ミリで6月~8月まで見ることができます。
ヒメボタルは、大きさオス9ミリ、メス7.5ミリ前後、6月半ば~7月の終わりまで見ることができます。
この種類のホタルはメスのハネが退化して飛べない場合も多く光が弱いホタルや、光らないホタルも多いので見つけにくいホタルです。
水生ホタル
この種類は、幼虫期を水の中で過ごすホタルです。
ゲンジボタルやヘイケボタルです。
ゲンジボタルは日本しか存在しない貴重なホタルで、大きさはオス14ミリ前後、メス7.5ミリ前後5月下旬~7月まで観ることができます。
ヘイケボタルは、ゲンジボタルと似ていてあまり見分けがつきません。
見分け方は赤い背に太くて黒い筋があります。
大きさはオス10ミリ前後、メスは12ミリ前後で6月~8月の期間に観ることができます。
飼育するための方法
ホタルは、住める場所が減っている昆虫です。
国内で生息しているホタルは、地域で保護されているところも多くあります。
そして捕まえてはいけない決まりのあるところも存在します。
保護活動をしている地域を探して頼んでみましょう。
しかし、自分たちの住んでいるホタルがいる場合、勝手に交配して増やすことも放流してもいけません。
ホタルの生息条件は?
ホタルが生きるために必要なのは、綺麗な水のある場所と、エサとなるカワニナという巻貝の生息している場所、飛び回ることのできる広くて外灯などの明かりがなく、ホタルが休むことのできる低木です。
そして、柔らかい土や卵を産み付ける木などが必要です。
ホタルはとてもデリケートな昆虫なので、1つでも条件が欠けてしまうとその場所では生息することができません。
まとめ
今回は、ホタルの生息についてまとめました。
減ってきているホタルを増やしていく活動は、次世代の子供たちに引き継いでいってもらいたいことの一つです。
もともと生息していた昆虫たちが減っていくこの時代、増やそうとしている方々の活動がもっといろいろな人に伝わるようになるといいですね。