初夏の虫、夏を感じさせてくれる虫と呼ばれる蛍。

夏だけ光るとお思いの方も多いのではないでしょうか。

実は種類によって夏だけではないのです。

そして成虫だけではなく、たまごの頃から光を発しているホタルも存在しています。

日本にいる蛍の種類は?

蛍 光り方 色 種類

日本には2000種類のうち約50種類生息しています。

有名なのは、日本固有のゲンジボタルです。

オス14ミリ前後でメスが7.5ミリ前後で、5月下旬~7月に見ることができます。

ヘイケボタルはゲンジボタルとそっくりな容姿ですが、ゲンジボタルより少し小さいです。

オスが10ミリ前後でメスが12ミリ前後です。

6月~8月の期間に飛び回っています。

ヒメボタルも日本固有の蛍です。

ゲンジボタルとヘイケボタルと違い幼虫のころを陸で過ごしています。

大きさは小さくオスが9ミリでメスが7.5ミリ前後です。

ヒメボタルは6月~6月下旬と短い期間に飛び回ります。

蛍は成虫しか光らない?

夏の夜をきれいに光り飛び回る蛍ですが、実は桜が満開に咲いている頃には蛍の幼虫を見ることができるのです。

暗いので見えないと思われる方も多いと思いますが、幼虫も成虫と同様光りを発しています

日が落ちて暗くなり雨がしとしと降る夜に川から陸に上がっていき、雨で柔らかくなった土にもぐっていきます。

そして、さなぎになり光りを放ち飛び回る準備をはじめます。

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なぜ光るの?

光りながら飛ぶ蛍はほとんどがオスです。

オスは、木の葉っぱや草にとまっているメスに光ることで合図を送り、メスは飛んでいるオスの中から自分と光で話そうとしているオスを見つけ出すのです。

蛍の光りは、オスとメスが出会うための合図なのです。

たまご、幼虫、さなぎが光りを出しているのは、食べてもまずいことを伝えるためだといわれています。

詳しくは証明されていません。

ホタルの光り方

蛍は種類によって光りの発し方が違います。

ゲンジボタルの光りは、蛍の中でもっとも強い光りを放ちます。

ゲンジボタルの発光時間は1秒~6秒隔に対して、ヘイケボタルの発光時間は1秒間隔と短くかすかな光りを発しながら飛ぶのです。

ヒメボタルはとても短く、1秒もない間隔で光ります。

ゲンジボタルと大きな違いです。

まとめ

今回は、蛍の光りについてまとめました。

蛍は光りながらただ飛んでいるわけではなく、きちんとした意味があることがわかりましたね。

ですが、近年蛍の生息している場所に行き乱獲をする人が出没したり、汚して帰ったりとマナーが悪いようです。

残念ですね。

蛍を観測に行った際は、きちんとマナーを守って蛍の生活を見守りましょう。

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