子供の頃、蛍が光るのを見に行ったりしませんでしたか?

誰でも一度位は、蛍を見に行った事があるかと思います。

虫が光るなんてすごいなって思いますよね。

神秘的だなって思います。

でも、蛍はどうして光るのでしょうか?

子供の頃にはそんな事を考えた事もなかったのですが、大人になり、ふと、あれ?どうして光るんだろう?不思議だな、と思いましたので、調べてみました。

蛍はどうやって光っている?

蛍 光る 求愛

蛍には腹部の先端に発光器があるものが多くいます。

そこで、「ルシフェリン」と呼ばれる発光物質と、「ルシフェラーゼ」と呼ばれる酵素、そして「ATP(アデノシン三リン酸)」が結びつくことで、「ルシフェリン-AMP」という物質になります。

この、「ルシフェリン-AMP」が空気中の酵素と反応すると、発光体である「オキシルシフェリン」が生成されます。

そうして、体が光るという仕組みになっているようです。

しかし、全ての蛍が光る訳ではなく、光を発するのは「ゲンジホタル」と、「ヘイケボタル」のみです。

一番強く光るのが「ゲンジホタル」で、卵~成虫になるまで一生光を放っています。

「ルシフェラーゼ」の性質は、蛍の種類によって少しずつ違います。

そのために、黄色、黄緑色、オレンジ色等、蛍の色は様々です。

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蛍が光る理由は求愛???何故光る?

蛍は何故、何の為に光るのでしょうか?

それに意味はあるのでしょうか?

蛍が光る理由は、外からの刺激を感じた時や、外敵から身を守る為、自分の居場所を知らせる為、求愛行動、様々な理由があります。

「ゲンジホタル」の場合は、オスの方が強い光を放っており、メスへのアピールとしての求愛の光であることが多いです。

オスもメスも発光しますが、メスは飛び回らずにオスが来るのを待ちます。

オスは飛び回り、止まっているメスを探します。

要するに夜に飛んでいるのは、ほとんどオスの蛍です。

成虫になるまでは、警戒行動の為に光り、成虫になると、求愛などのコミュニケーションで光ると言われています。

蛍を鑑賞しやすいのはいつ?

蛍の鑑賞に適しているのは、5月後半~7月のようです。

条件としては、ムシムシとして湿度が高い日、風が少ない日、雨上がりなどで曇っている日がいいようです。

時間帯としては夜7~9時頃です。

23時や、午前2時頃にも飛ぶようです。

種類によっても見頃は異なり、「ゲンジホタル」は5月後半~7月、「ヘイケボタル」は6月~8月頃です。

まとめ

光っている理由には色々ありますが、飛び回っている蛍はオスで求愛しているんだなと知ると見方が変わって楽しいですね。

久しぶりに蛍を見に行ってみるのもいいかもしれません。

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