ホタルを見たいなと思ったり、どこで見れるかな?と調べたりすることはありますが、ホタルの生態を調べてみることまではあまりしませんよね。
大きくなっても小さいイメージですが、幼虫の時はどんな感じなのでしょうか?
ホタルの生息地
北海道、本州、四国、九州の穏やかな清流、水田で、6~8月に見られます。
北海道から九州まで全国的に生息しています。
ホタルには、ゲンジホタルとヘイケボタルがいますが、ヘイケボタルは北海道より南に、ゲンジボタルは本州より南に生息しています。
ホタルの特徴
体の色は、成虫は黒色地に胴が紅色。
幼虫は黒系褐色。
体の大きさは、ヘイケ成虫で10mm、ゲンジ成虫で15mm。
下腹部に、発光器があります。
メスは下腹部に桃色の帯があります。
などなど。
黒色と紅色の体をしていて、コウチュウ目に属していることから、よく見ると薄く光沢が見られます。
華やかなコウチュウ目の中では体の光沢が控え目な方です。
裏返すと下腹部がクリーム色になっていて、これが発光器です。
メスの場合は、クリーム色と桃色の二色になっていますのでそれで判別することができます。
つまり、クリーム色部分が発光器になりますので、オスはメスの二倍大きい発光器を持っているということになります。
その分明るい光を放つ事ができます。
ホタルの幼虫はどんな感じ?
先程、ホタルの成虫の大きさや色は書きましたが、幼虫はどんな感じなのでしょうか?
幼虫の体は非常に柔らかく弾力があります。
刺激を受けると丸くなります。
水深10~50cmの場所で、流れが急ではなく、しかしある程度流れのある場所に多く生活しています。
淵ではほとんど見ることができません。
淡水性巻き貝のカワニナを食べて生活しています。
自分に合ったサイズのカワニナと捕まえて、その肉を溶かして食べます。
およそ10ヶ月で5回脱皮をします。
しかし成長は様々で、上陸の時期になってもまだ小さい場合は更に一年水中にいたりします。
上陸までに3年かかるものもいるようです。
大きさ的には、1齢幼虫では1.5ミリくらいで、脱皮を繰り返し終齢幼虫では25ミリ以上にも成長します
1齢というのは、孵化後すぐです。
終齢は6齢です。
勿論ではありますが、人間とは全く違って不思議ですし難しいですね。
まとめ
ホタルの幼虫は川の中にいるということで、見かけることはなさそうですね。
でも川遊びをしている時に、ゲジゲジを見かけてそれがホタルかもしれないと思うと何だか楽しいかもしれませんね。