ホタルの幼虫期間は、種類にもよりますが大体9〜10ヶ月で8月頃〜4月頃です。

つまり、幼虫期間に冬を越していることになります。

飼育している人によっては餌になる巻貝類が冬に採取するのが難しいため、ホタルと別の水槽で餌用のカワニナなどの巻貝を育てている人もいます。

でもこれは人工的に餌の供給が出来ている状態ですが、自然界ではどのように幼虫が越冬しているのでしょうか?

餌はどのように確保しているのでしょうか?

ホタルの幼虫の越冬

ホタル 幼虫 冬

ホタルは30度を超える暑い気温には耐えきることが困難です。

人間によって飼育されているホタルは温度調整されて快適な環境で暮らしていますが、自然界の幼虫期間に冬を越すホタルは0度の水面に薄い氷を張る程度の寒さの中では生きることができます。

しかし、その間の動きは非常にゆっくりです。

ホタルは冬の期間どのように生活しているのでしょうか?

冬の間のホタルは餌を食べるの?

ホタルの幼虫は冬も餌を食べます。

ですが冬には餌となるカワニナなどの巻貝の活動も少なくなり、捕食することが困難です。

幼虫ホタルは半月以上何も食べない状態でも生存は可能ですので、しばらくは生き長らえることはできます。

飼育している場合、水温が10度以下になると動きが鈍くなり餌をあげてもあまり食べません。

餌が残ってしまうので、冬にはあまり餌を与えないことをお勧めします。

また、大体2月上旬ごろから少し気温が上がり始めるとまた食欲がモリモリ出てきますので、その際は餌を増やしてあげてください。

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ホタルの幼虫は冬の間どこに寝床を作っているのでしょうか?

冬が到来すると、ほとんどのホタルの幼虫は4回目の脱皮が終わっている頃で体の大きさは1cm以上になっています。

生まれた時は2mm程度なので、5倍になっているということになります。

水生ホタルは水中や巻貝の殻の中などで冬眠状態になります。

陸生ホタルは枯葉の下や浅い土の中などで休眠していて動きません。

また、飼育している場合、室温を温めたとしても動きが見られません。

ちなみに冬の間はホタルの幼虫は光りません。

まとめ

ホタルは成長スピードが早すぎても遅すぎても冬を越すことができません。

飼育している場合、温度が快適すぎて脱皮する回数が増えて大きくなるスピードが早くなってしまうという場合もあります。

そのため、飼育する際はホタルの生態系サイクルを確認しよく観察することが大事です。

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