ホタルの成虫の寿命は5日〜7日ですが、水槽などで屋内で飼育すると2週間から20日ほど生きられます。

ホタルが快適に過ごせる水槽のサイズは、どれくらいの大きさなのでしょうか?

また、ホタルの飼育方法からみた水槽の選び方について考えてみましょう。

ホタルの生態系から見た水槽選び

ホタル 飼育 水槽 大きさ 選び方

ホタルを飼育する上で一番気をつけたいところは、まずはホタルの生態系を知ることです。

ホタルの一生のサイクルを知れば、何が必要でそれに合わせた水槽サイズが見えてきます。

まずはホタルの生態サイクルについて見ていきましょう。

水槽を選ぶためのホタルの一生サイクルを知る

ホタルは、孵化してから成虫が卵を産むまでのサイクルは1年です。

夏に成虫ホタルのメスとオスが交配し産卵します。

成虫期間は1週間程度です。

産卵は湿った苔の上で行われます。

産卵後、大体25日程度で孵化が始まり幼虫が誕生します。

誕生した幼虫は水生ホタルなら水中、陸生ホタルは陸上で生活します。

そこから幼虫は脱皮を数回繰り返します。

水生ホタルの幼虫は、成虫になるために陸上に上がり土の中で蛹になります。

陸生ホタルは一生陸上で育ちます。

そして蛹が羽化し成虫となり綺麗な光を放つホタルが誕生します。

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成長に合わせた生息環境作りが必要

ゲンジボタルなどの水生ホタルを育てる場合は、幼虫が育つ水面部分と蛹になるための土を敷く必要があります。

また、日中は砂利や石の間に隠れて、夜になると活発になるので水中には砂利を敷いたり石を置いておく必要があります。

さらに、幼虫は蛹になるために深くても6cmもの深さに潜りますので土は10cm以上持っておく必要があります。

そのため、水槽の大きさはこれらの環境を作るために大体60cmの大きさの大き目の水槽がベストです。

もし大き目の水槽を用意できない場合

数匹に分けてタッパやバットに水だけを入れて幼虫を育てることもできます。

幼虫が育ってから土を敷き詰めた中型の水槽に移し替えることもできます。

まとめ

ホタルは何かと繊細な昆虫ですので、水槽内の環境を清潔に保っておく必要があります。

定期的に水の入れ替えなどを行うと良いです。

ですので大き目の水槽がベストですが、中型程度で掃除が面倒でない水槽であまり沢山のホタルを飼育しないようにすることをお勧めします。

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