みなさんは蛍を見たことはありますか?
条件がわかっていてもめったにお目にかかれないものです。
現地に行っても見ることのできないのもしばしば。
実は夜行性の蛍と昼行性の蛍がいるのです。
ですので、条件のみではなく時間帯も大事な見る条件の一つです。
何月から飛ぶの?
蛍は種類によって発生する時期がまばらです。
日本にしか存在しないゲンジボタルは6月から飛び回り、ヘイケボタルは7月~8月に飛び回ります。
蛍は夏に飛び回るイメージがついていますが、長崎の津島に生息しているアキマドボタルは9月~10月半ばの秋の始まりにみることができます。
日本で最も小さい種類のヤエヤマボタルは、5月の半ばから1か月のみ見ることができます。
見ることのできる蛍
主に見ることができるのはゲンジボタルとヘイケボタルです。
この2種類は関東地方や関西地方で見ることができます。
ただし、条件が整っている場所のみです。
日本最小といわれている大きさ2ミリ~4ミリといわれている、とても小さいヤエヤマボタルは沖縄県で生息しています。
どういう場所で見ることができるの?
1つめはきれいな水の流れる川があることです。
見ただけできれいなのとは違い、全くゴミもなく澄んだ水場ではないといけません。
そして、エサであるカワニナの生息している場所が必要です。
蛍が自由に飛び回れる広さとハネを休める低木、人工的な明かりのないところも重要になるでしょう。
飛ぶ時間帯は?
蛍は実は昼に飛び回っているものも存在しており、昼夜性の蛍を見つけるのは非常に困難です。
皆さんが知っているのは夜行性、暗くなってから光を放って飛ぶ蛍が多いのではないでしょうか。
蛍は夜の間ずっと飛んでいるわけではなく、3回に分けて飛んでいるのです。
1回目は20時~21時、2回目は23時前後、3回目は2時前後です。
月明りもなく、風のない日に飛びます。
2回目からは飛び回るホタルの数も減り木にとまり休む蛍が多いのです。
ですので、1回目の時間を狙って見に行く方が多いようです。
まとめ
今回は、日本の蛍と蛍の飛ぶ時間をまとめました。
夜行性の蛍だけではなく昼行性の蛍も、実は皆さんの周りにいるのではないでしょうか。
蛍の生息している場所では、自然の光以外を発さず、蛍の乱獲もせず、静かに見守りましょう。