夏の風物詩といわれるホタル、昔はよく目にされていたのですが現在は全くと言っていいほど見ません。
都会ではもちろんのこと、山々の生い茂る場所でもなかなか見ることができません。
ではいつ、どこでホタルを見ることができるのでしょうか?
日本に生息する有名な種類は?
世界には約2000種類以上生息しており、日本には2000種類以上のうち約50種類ものホタルが生息しています。
その中で発光するホタルはわずか14種類ほどといわれています。
有名なのが本州や九州、四国の日本でしか生息していないゲンジボタルです。
一般的にホタルというと想像するのがこの種類です。
ほかにもヘイケボタルやヒメボタルといった種類もいます。
これらはゲンジボタルと同様有名な種類です。
見分け方は?
ゲンジボタルは日本で観ることのできるホタルでもっとも大きな種類で、オスが15ミリ~、メスが20ミリ~です。
容姿はヘイケボタルと似ていて羽部分は黒く、背は赤いです。
背に黒い十字模様がついているのがゲンジボタルです。
ヘイケボタルは、ゲンジボタルより小柄でオスが10ミリ~、メスが12ミリ~程です。
ゲンジボタルと違うところは赤い背に縦の太い黒線があることです。
ヒメボタルは、他2種類より一回り小さくオスが9ミリ~で、メスが7.5ミリ~です。
赤い背に黒い半円形模様がついています。
どんな場所にいるの?
ゲンジボタルは、5月下旬~7月に綺麗な水が流れている場所で飛び回ります。
ヘイケボタルは6月~8月に川や、やや濁った田畑水路でも生きる事ができます。
ヒメボタルは5月~6月の短期間に林の中で観られます。
ホタルの生息場所は?
ホタルの生息地となるところは多くの条件が必要になります。
- ホタルの食料となる巻貝、カワニナがいること。
- ゴミが一切無く水がきれいであること。
- 明かりもなく、静かな所です。
毎年、このような条件のそろっている場所でホタルを見るお祭りやツアーがありますが
見に訪れる際は、ホタルのことを考えマナーを守って行動しましょう。
まとめ
今回、ホタルの生息や日本で見ることのできるホタルについてまとめました。
ホタルを見るため条件の良い場所を探すだけではなく、ホタルの居場所を作る活動されている方もいます。
是非、みなさんも居場所作りをしてみてください。
そして、毎年の楽しみを作りましょう。