夏に目にすることができるホタルですが、知られていないことが多く存在します。

蛍の光についてです、今回はこちらをまとめていきます。

蛍の光る理由

蛍 光る オス メス

蛍はオスとメスで行動が違います。

実は強い光を放って飛び回っているのがオスで、木々や草の葉の上で弱く光っているのがメスです。

蛍の光る理由は、オスとメスが出会うための信号といわれています。

光の信号

オスとメスでは、信号となる光り方や光の強さが違います。

オスがメスの近くで決まった間隔で光を放つと、メスはそれにこたえるように2秒ほど遅れて光るのが発見されています。

オスはメスの弱い光を見つけると飛びながら近づいてきます。

そして、一段と強く光るのです。

すると、メスも強い光をチカチカさせます。

これが蛍のオスとメスの光の信号です。

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光るしくみ

電球のように光を出すものは一緒に熱も出すのですが、蛍の出す光は決して熱が出ないのです。

そのため「冷光」と呼ばれています。

蛍には発光器という光を作る場所が存在しています。

実際に光を作り出す発光細胞と反射板の代わりとなる反射細胞の2層になっている発光組織があり、そのなかに血管と毛細血管がいりくんでいます。

ここでルシフェリンとルシフェラーゼという物質が化学反応を起こして光をつくられ、つくられた光は反射細胞ではねかえされからだのそとにおくりだされているのです。

蛍の光り方

蛍の光り方は種類によって違います

よく目にすることのできるゲンジボタルは1秒~6秒間隔で強い光で点滅します。

ゲンジボタルとよく似たヘイケボタルですが、大きさがゲンジボタルよりやや小さいため1秒間隔でかすかな光を発するのです。

この2種類より比較的に小さいサイズのヒメボタルは、1秒間隔もなく弱く光ります。

種類や大きさによって光る間隔はまばらになっているのです。

まとめ

今回は、蛍の光についてまとめました。

いかがだったでしょうか?

普段見ているだけではわからない蛍のオスやメスの光り方やしくみ。

知ってみると面白いものですよね。

是非観測の際に光り方を見てみてはどうでしょうか。

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