蛍というのは夜にとてもよく光り、飛び回っている虫ではありますが、その特徴としては寿命が短いというのでも有名です。
例えば蛍を捕まえたりして飼育をしたい、と昔は考えていたりしたと思いますが、あっという間に息絶えてしまうのはとても悲しいですよね。
ですがその寿命が短いのも理由があるからなのです。
それは過酷な状況になることも多く、長くというのは辛い状況になることでしょう。
ではどんな理由があると思いますか?
蛍の寿命が短い理由
蛍の寿命が何故短いかというと、蛍は幼虫などの時に蓄えた栄養が主となっており、なんと成虫では栄養を取るという方法が水でしかないのです。
蛍の場合は成長をしてしまうと、口が退化をしてしまいます。
そのため、何かを食べるということができず、水を蓄えるということしかできなくなるのです。
そのため寿命は1週間から2週間の間と言われており、川のキレイさや、汚れによって寿命も変動すると言われています。
蛍は1年中水中で過ごしている
蛍は1年中水中ですごしていることが多いです。
実は成虫での間が1週間から2週間であり、幼虫の期間というのは約10ヶ月もあるのです。
基本的には成虫になると行動が活発になりやすいのですが、蛍の場合は成虫での活動時間が短く、ほとんどが幼虫として生きていることが多いのです。
環境により左右される
先ほども言ったように環境で左右されることが多くあります。
例えばその産まれている川の環境が汚れてしまったり、台風などの影響で荒れてしまうということがあると寿命が更に短くなってしまう傾向にもなります。
蛍にも適正な温度というものがあり、暖かい環境を好むというのも特徴の1つです。
またクモに食べられてしまうということもあるので、蛍はとても過酷な状況の中を生きているとも言われています。
まとめ
いかがでしたか?
蛍の寿命が短い理由は成虫の期間が短いからというのもありますが、何より川のキレイさ、汚れ、そして食べられてしまうというようなことがあるため短くなるのです。
特に川の環境というのは、台風などの自然災害により大きく変わることもあります。
川をキレイに、そして一定以上の温度を保つというのはとても難しいことになるのです。